頭皮のベタつきは最初のうちだけでかゆみはおさまる

意味がないどころか、皮脂の分泌量を増やしたり、常在菌を殺したりすることで、頭皮や毛髪をかえって不潔にして、ニオイも強くすることになるのです。
脱・シャンプーのいちばんのネックになるのが、始めた頃に経験する「ベタつき」でしょう。長年シャンプーで皮脂を洗い落とし続けてきたせいで、皮脂腺が発達するだけ発達していて、つねに皮脂がジュクジュクジュクジュクと大量に出続けますので、夕方頃にはベタついてくるかもしれません。しかし、それをがまんして水洗髪を続けていれば、頭皮にはつねに皮脂が適度に残っているので、皮脂を分泌し続ける必要がなくなり、皮脂腺はしだいに小さくなり、ベタつくほどの皮脂は出なくなります。その日はかならずきますので、それを信じて続けていただきたいと思います。
患者さんの頭皮を診ている限りでは、水洗髪をスタートして3週間ほどたつと、皮脂の分泌量が少なくなりはじめるようです。そして、個人差はありますが、皮脂腺がすっかり小さくなって、ベタつきを感じなくなるのは4-5ヶ月といったところでしょうか。
脱・シャンプーを始めてしばらくの間は、かゆみを感じる人も少なくないようです。かゆみも、その原因はベタつきやニオイと同じです。つまり、長年シャンプーを続けてきて、て、発達してしまった皮脂腺が縮むまでには、それなりに時間がかかり、それまでの間は、たくさんの皮脂が分泌されることになります。皮脂は空気にふれて酸化して、過酸化脂質に変わります。たくさんの皮脂が分泌されていれば、過酸化脂質の量も多いわけで、大量の過酸化脂質は頭皮を刺激し、炎症を起こさせます。かゆみは、この刺激や炎症によるものなのです。水洗髪を続けているうちに、しだいに皮脂腺が小さくなり、それにつれてかゆみもおさまっていくでしょう。患者さんを診ている限り、多くの方が1か月もしないうちに、かゆみから解放されるようです。
ただし、1か月以上たっても、かゆみがいっこうにおさまらない場合や、頭皮のあちこちが赤くなったり、大粒のフケが多かったり、ちくちくしたりむずがゆかったりという症状があるのであれば、マラセチアが原因の脂漏性皮膚炎の可能性が高いので、症状が続くようなら、皮膚科で治療が必要な場合もあります。
皮膚の表面、表皮にある表皮細胞は、28日ごとに新しく入れ替わっています。皮膚のいちばん表面にあるのが、角質細胞です。表皮細胞が死んで、角化した細胞で、皮膚を外界の刺激などから守っています。
ます。いまある角質細胞も2~5日後には自然にはがれ落ちて、新しい角質細胞と入れ替わります。古くなってはがれ落ちた角質細胞を、からだなら垢といい、頭皮ならフケといいます。したがって、頭皮が正常であれば、少しぐらいのフケは出るものなのです。

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